わかっている。これは、他人が見ている夢なのだと……。
だから、決して私は、干渉してはいけないという事も……。
それなのに、どうしてもそれが出来なかった。
これが夢だとしても、彼にこれ以上、罪を重ねて欲しくなかった。
人の心を失って欲しくなかった。
だから、瑠一郎は、つい手を伸ばしてしまった。
彼の拳を止める為に……。


~悪夢は夢のままで終わらせよう~


何時からだっただろうか。私は、自分自身の夢を見ることが出来なくなってしまったと感じるようになったのは?
そして、誰かに強制的に夢を見せられていると感じるようになったのは……。
だからなんだろうか。私が、兄上の死の夢を何度も繰り返し見るのは……。
その者がそう仕組んでいるからなんだと何となく頭では理解していた。
そして、それと同時に瑠一郎は、偶に他人の夢を見てしまう事もあった。
その行為は、〝夢渡り〟というものらしく、たまたま見た夢でその事について話しているのを聞いた。
そのおかげで夢渡りをしている時には、絶対にしてはいけない事がある事も知れた。
それは、その夢の主に直接触したり、干渉してはいけないという事だった。
夢は、夢主の実体験だったり、夢主が抱いている希望だったりする。
つまり、夢は心に一番近いものだ。
それに干渉するという事は、夢主に何かしら影響を与えかねないのだ。
それが良い方向にも、悪い方向にも……。
また、瑠一郎がしてしまう夢渡りは、上手く制御が出来ていないせいか、現在のものとは限らなかった。
その夢は、未来だったり、過去でもある可能性もあるのだ。
だからこそ、己が夢渡りをしてしまっているとわかった時は、なるべく空気のようにその夢を傍観しては、目が覚めるのを待つか、また別の夢へと渡った。
大抵、数回、夢渡りを繰り返せば、いつもなら目を覚ますのだが、今回に限ってはそうならなかった。
様々な人の夢を渡り、喜びや哀しみ、様々な感情が渦巻く夢を眺め続けていた。
そして、瑠一郎は、とある夢の中に入った時、今までに感じた事がないくらい心が揺さぶられてしまった。
それは、とある青年の夢だった。
自分の大切な人を守る為なら、その青年は己がどれだけ罪を重ねようが、罪人の入れ墨を入れられようが耐えることが出来た。
そんな青年の行為を誰よりも心を痛めていたのは、彼が守ろうとしていた父親だった。
父親は、自ら命を絶つ事で青年を解放しようとした。
父親のその行為は、この時の青年には、今までやって来た行いを全て否定された用にしか思えなかった。
その事もあり、父親の死後もその青年は、何度も罪を犯しては捕まり、それによって所払いの刑もあった事で、彼は一人の男と出会う事になる。
男は、素流という素手で戦う武術の達人でその道場を独りで営んでおあり、そして、病弱な一人娘がいる事を知った。
彼女たちとの出会いで、青年は再び守りたい存在を見つけ、今度こそ守り抜くことを誓った。
だが、この夢は、青年にとって、何処までも残酷だった。
青年が、父親の墓参りをしている間に道場の井戸に毒が入れられ、その井戸の水を飲んでしまった二人は亡くなってしまったのだ。
彼は、また、己の手が届かない場所で大切な人を喪ってしまったのだ。
そして、そんな彼の事を止められる存在も、この夢の中には誰一人存在していなかった。
彼がこれから歩む道は、間違いなく破滅に繋がる道だった。
このままでは、彼は、心が鬼となってしまうのだ。
きっと、そんな彼の事を止められるは、この夢を見ている私くらいなのだろう。
でも、ダメだ。それだけは、やってはいけない。
そうわかっているのに、私は、気が付いたら彼に対して、手を伸ばしてしまっていた。
夢主の、彼の心を救いたくて……。

「……ダメです、狛治。それ以上は……ダメです」

夢主――狛治の拳を受け止めた瑠一郎は、そう彼に言い放つのだった。





* * *





俺は、大切な人が危機に見舞われている時にいつも傍にいてやれなかった。
約束したはずなのに……。誰よりも強くなって、一生守るって約束したのに……。
結局、口先ばかりで何一つ成し遂げられなかった。
なんて俺は、役立たずな存在なんだろう。
そして、許せなかった。
卑怯な手段、毒なんか使って俺の事を殺そうとした奴らの事が……。
そのせいで、何の関係もない彼女まで命を落とす事になってしまったのだから……。
あいつらをこの手で殺さなければ気が済まなかった。
だからその気持ちのまま、あいつらに拳を振るおうとした。
卑怯なお前らと違って素手であいつらを殺す為に……。

「……ダメです、狛治。それ以上は……ダメです」
「!?」

だが、そんな俺の拳を受け止める奴が突如現れた。
そして、そいつは、ひどく優しい声でそう言ったのだ。
その行為が、その言葉が、ついさっき失ったばかりの師範と重なった。
だが、それでもまだ、俺は自分自身を止める事が出来なかった。

「その手を放せっ! 奴らは、生きてる価値などない存在だっ! 卑怯者で弱い奴らだっ!!」
「そうですね。彼らは、貴方の言う通り、卑怯者です。そして、心が弱いから、あんな手段で人の命を奪ってしまった」
「だったら!」
「ですが……だからと言って、貴方が同じ事をしてしまったら、彼らと同じになってしまうのではないですか?」
「なっ!?」

こいつが何を言っているのか、よくわからなかった。
俺は、あいつらとは違う。違うから、素手だけであいつを殺そうとしているというのに……。
そんな事を考えていると、彼は俺の拳を解いた。
力を込めていたはずなのに、彼はそれを簡単にやってのけると、俺の掌を優しい眼差しで見つめていた。

「……この手、水仕事をして、とても荒れていますね。誰かの為に頑張っていた証拠です。とても……優しくて私は好きな手です」

そう言いながら彼は、俺の手を両手で優しく包み込んだ。
彼のその声、その手は、とても暖かった。

「こんなにも優しい手で人を殺めては、いけませんよ。この手は……大切な誰かを守る為にある拳なのですから」
「っ!!」

その優しい笑みが、俺に師範の言葉を思い出させた。
素流は、大切な人を守る為の武術だ。
それなのに、俺は怒りに任せて人を殺そうとしていた。
今ここで、俺が手を下してしまえば、俺はこいつら以下になってしまうところだった。

「…………狛治、もう帰りましょう。貴方がいるべき場所は、ここではありません。お二人がいるあの道場です」
「……だが、あそこにはもう……師範も恋雪もいない」

もう二人は、この世の何処にもいないのだ。
俺が、傍にいなかったせいで、死なせてしまったから……。
そんな俺に対して、彼は首を振った。

「いいえ、お二人はいますよ。貴方がお二人の事を忘れない限りは、あの道場と共にずっといます。だから……お二人が哀しむような事は、決してしないでください。あの道場を守ってあげてください」

不思議だった。その言葉は、信じられないような事を言っているはずなのに、妙に胸に響いた。
名前も知らない彼の言葉を信じてみたいと思ってしまっていた。
そして、彼の事をもっと知りたいと、傍にいたいと思ってしまっていた。

「狛治」
「…………わかった」

促すようにそう彼が俺の名前を呼ぶ。
それに俺は、素直に従う事にした。
もう、あいつらの事なんてどうでもよくなっていた。
俺が短くそう言っただけなのに、彼は嬉しそうに笑った。
その笑みは、ずっと見ていたいと思えるような優しい笑みだった。

「……おっ、おい! ちょっと、待てよっ!!」

そして、さっさとこの道場を後にしようとしたその時だった。
あのバカな跡取り息子がそう口を開いたのは……。
その声に彼が跡取り息子へと振り返った。

「……何でしょうか? 私たちは、もうさっさとこの場から引き上げたいのですが?」
「ふっ、ふざけるなっ! 勝手に乗り込んでおいて、何の詫びもせずに帰るのかよっ!?」
「寧ろ、私には感謝してもらいたいくらいなのですが? 私が仲裁に入らなかったら、貴方方は今頃死んでいましたよ」
「うっ、うるさいっ! いいから謝れっ!!」

彼に尤もな事を言われたバカな跡取り息子は、それでも赤面しながらそう怒鳴った。
そんな跡取り息子を見て、彼は何処か呆れたように息をつくとあっさりと頭を下げた。

「勝手にお宅にお邪魔してしまい、申し訳ありませんでした」
「! おっ、おい、お前!?」
「随分と簡単に頭を下げるんだな、お前」
「はい。実際にこれは、悪い事だとは思いましたし……。あと、私は変な自尊心は持ち合わせておりませんので♪」
「!!」

そう笑って言った彼の言葉に対して、跡取り息子は顔を顰めた。
彼は、俺が思っている以上にいい性格をしていると、思った。

「…………あと、私の方は、ちゃんと謝罪したのですから、今度は貴方方が犯した罪をちゃんと償ってくださいね」
「はあっ? お前、何を言って――」
「すみませんが、こっちに来る前に少しばかり母屋の方を調べさせてもらいました。そしたら、こんなものを見つけてしまいました。これですよね? 素流道場の親子に盛った毒は?」
「!?」

そう言いながら彼が取り出した薬袋を見た途端、跡取り息子の表情が凍り付いた。
その表情を見ただけで、その薬袋に入っていたものが毒物だった事が安易に想像することが出来た。

「近所の人たちの目撃情報だけでは、不明確だったかもしれませんが、これを奉行所に持って行ったら、間違いなく貴方方の厳罰は確定です。ちゃんと罪を償ってください」
「……いっ、いくら欲しい?」

彼の言葉に跡取り息子は、そう話を切り出した。

「金ならいくらでも払う。いくら出したら、それを返してくれる?」
「お金なら必要ありません。私が求めるものは、あくまでも貴方方が正しく罰せられる事のみですから」

そのクソみたいな提案を彼はあっさりと切り捨てた。

「ですが、どうしてもと言うのでしたら、力づくで奪ってみたらどうですか?」
「! ふっ、ふざけやがって!!」

そして、そんな彼の言葉を聞いた跡取り息子は、逆上し刀を手に取った。
それを彼へと向けて脅しにかかろうとするが、その手は明らかに震えていた。

「こっ、この刀の錆に、なっ、なりたくなかったら、それをこっちに……渡せ!!」
「なるほど……。人一人殺したら、もう同じというわけですか……。わかりました」
「! おっ、おい!!」

跡取り息子の言葉を聞いた彼は、何処か納得したようにそう言うと、何の躊躇いもなく跡取り息子へと近づいていった。
そんな彼の行動に俺だけでなく、跡取り息子も慌てだす。

「どうかしましたか? 貴方が狙いやすいように私の方から移動して差し上げたのですが……もう少し近くに行った方がよろしかったですか?」
「くっ、来るなっ!!」
「…………貴方は、人の命を奪うという事は、どういう事だと思いますか?」

明らかに怯えだす跡取り息子に対して、彼はそう静かに問いかけた。
彼の美しい緋色の瞳からは冷たい光が帯び出し、跡取り息子を見つめ続ける。

「私は、こう思っています。人の命を奪うという事は、その人の全てを奪って代わりに背負う事だと……。その人の事を慕っていた人からは、憎しみや殺意を向けられる。そして、その人の事を憎んでいた人からも場合によっては、代わりに殺意を向けられるかもしれません。そう言った全てを奪って代わりに背負う……。そんな事、貴方に出来ますか? 私が今、背負っている全てを……貴方は、代わりに背負う事が出来ますか?」
「っ!!」
「出来ませんよね? 貴方みたいな、何も覚悟のない人なんかが……。そんな覚悟もない奴が……そんな玩具、振り回してんじゃねぇよっ!!!!」

その吠えるような彼の声が道場中に響き渡った。
そして、跡取り息子は、完全に戦意を喪失し、その場にへたり込んだ。

「……すみませんでした。少し、無駄な時間を過ごしてしまいましたね。さぁ、もう行きましょう、狛治」
「おっ、おう……」

そんな跡取り息子にもう興味がなくなってしまったかのように彼は、俺へと振り返ると笑ってそう言った。
それに対して、俺は若干面喰いながらそう言うと漸くこの道場を後にすることが出来た。
だが、それと同時に俺は、彼に完全に心を奪われてしまったのだった。





* * *





「…………ありがとう、助かった」

それからどれくらいの時間が経っただろうか。
瑠一郎が狛治の剣術道場の襲撃事件に介入した事により、この夢の中では狛治は誰一人殺さずに済んだ。
そして、その後にやって来た奉行所の役人に証拠となる薬袋を瑠一郎が渡した事で跡取り息子を含め、複数名の門下生たちが法の下で正しく裁かれた。
それを見届けた瑠一郎は、その場から離れようとも思ったのだが、狛治の事が心配だった為、暫く彼の傍にいる事にした。
狛治と共に慶蔵と恋雪の埋葬や道場の手入れ、そして、狛治の稽古に付き合った。
そんな日々を過ごしていると、突然、狛治からそんな事を言われてしまった為、瑠一郎は思わず驚いて、ポカーンとしてしまった。

「どうしたんだ、狛治? どっか、頭でも打ったのか? 明日は雨か!? それとも、雪が降るのか!?」
「……お前は、一体どうしたら、そういう発想になるんだっ!」

そして、瑠一郎がそう言うと、狛治は容赦なく瑠一郎に対して、拳を振るった。
それを瑠一郎は、何事もなかったかのように首だけを動かして躱した。
毎日、狛治と手合わせしている事もあり、瑠一郎は狛治の動きが完全に読めるようになってしまっていた。

「えっ? だって、狛治は、今みたいに口より先に手が出るだろ?」
「はぁ? 何、それ?」
「ん? だって、この前も町で私がちょっと目を離しているうちに、変な奴らとケンカしてたじゃないか?」
「! あっ、あれは! あいつらが、お前の事を……」
「? 私が何だって?」
「なっ、何でもないっ!!」
「ん?」

何故か言い訳に己の名が出てきたので、それについて瑠一郎は聞き返そうとしたが、狛治はそう言って瑠一郎から視線を逸らしてしまった。
それに何故だか顔も赤くなっている。
そんなに顔を真っ赤にしてまで怒る事だっただろうか?
そういうところは、どうも子供っぽいなぁ、と思ってしまう瑠一郎だった。

「……なぁ? お前って、いつまでここにいるんだ?」
「…………さぁ?」
「さぁ? って、お前、自分の事だろうが」
「そう言われても、この先の事は全然考えてなかったしなぁ……」

呆れる狛治に対して、瑠一郎はそうあっさりと言った。
正直、夢渡りというものを自分の意志で制御できていないので、どんなタイミングで起きるのかわかっていないのだ。
それは、今日かもしれないし、明日かもしれない。

(それにしても、何で狛治はそんな事、訊いてくるのだろうか?)

瑠一郎は、その狛治の質問の意図がよくわからず、悩んだ。
そして、悩んだ結果、己が出した答えに瑠一郎は、ハッとした。

「! もしかして、私がここにずっと居座っているのは、迷惑だった、って事?」

そうだった。彼は、一匹狼の気質があるのだ。
いくら、彼の事が心配だったからと言って、あまり親しくもない人間とそんなに長くは一緒に過ごしたくはなかっただろう。
だとしたら、今、己がやっている事は、彼にとっては、苦痛だったに違いない。
本当に狛治の気持ちなど考えず、申し訳ない事をしてしまった……。

「ごめんな……。狛治の気持ちに気付いてやれなくて……。なるべく早く、ここを出て――」
「違う! そうじゃないっ!!」

素直に謝る瑠一郎に狛治は、何故だか慌てたようにそう言葉を遮った。
その予想だにしなかった狛治の反応に瑠一郎は、キョトンとしてしまった。

「えっ? 違うのか?」
「むっ、寧ろ、逆だ! ……お前がいないと……俺は、ここに独りでいるのが、怖いんだ。……師範も恋雪もいないこの道場にいるのが……」
「狛治……」

そうだ。彼は、つい最近、大切な存在を二人一遍に喪ったのだ。
私も、兄上を喪ったら、とても独りではいられないだろう。
独りになれば、きっと無意識のうちに死にたいと思ってしまうだろう。
きっと、それは、狛治も同じなのだ。

「…………わかった。だったら、もう少しだけ、私は狛治の傍にいるよ」
「! 本当か!!」

瑠一郎がそう言うと狛治が心底嬉しそうな表情を浮かべながら、瑠一郎へと視線を向けた。

「あぁ! 約束するよ! 狛治が独りでも大丈夫になるまで、私は、お前の傍にいるって!!」

だから、それに応えるように瑠一郎は、しっかりと頷いてそう笑って言った。

「そうか! よかった!! …………ん?」

それを聞いた狛治もはた嬉しそうに笑ったが、何かに引っかかったのか、首を傾げた。

「どうかしたのか? 狛治?」
「いや……。そう言えば、俺……お前の名前、今の今まで知らなかったなぁ、と思って……」
「あっ……」

狛治の言葉に瑠一郎も思わず声を漏らした。
確かに、何だかんだで名前を名乗るタイミングを逃していた事にここで漸く気が付いた。
もう結構な日数を狛治とここで過ごして来たというのに……。

「せっかくだし、お前の名前、教えろよ」
「えーっ! いいじゃんか、私の名前何て……。別に狛治にお前呼ばわりされても、嫌じゃなかったし……」
「いや。俺がよくない。お前は、俺の名前を知っているのに、俺だけ知らないのは、不公平だ! それに……」
「それに?」
「おっ、俺は……気に入った奴の事は、ちゃんと名前で呼びたいんだよ」
「っ!!」

そう言って優しく微笑んだ狛治を見て、瑠一郎は思わず息を呑んだ。
彼にこんなにも優しい笑みと声を向けられた、流石に教えないわけには……。

「…………わかったよ、俺の名前は、り――」
――――ダメだあっ!!
「……えっ?」
「! おっ、おいっ!!」

そして、狛治に己の名前を名乗ろうとしたその時だった。
突如、頭の中に誰かの声が響いた。
それと同時に視界が歪んで見える。
何かが己の背後から瑠一郎の身体を引き寄せようと力が働く感覚を感じた。
そんな瑠一郎に対して、狛治の必死な声が辺りに響いた。
そして、瑠一郎の事を放さないように手を伸ばしてくれたのが見えた。
だが、瑠一郎は、その狛治の手を掴む事は出来ず、また暗闇へと意識を落としてしまうのだった。









悪夢シリーズの第13話でした!
今回は、瑠一郎の夢のお話となります。
以前、ハクが言っていた通り、瑠一郎は夢が見られないので、色んな人の夢の中を渡り歩いてました。
そして、まさかの人物と夢で繋がってしまいました!!

【大正コソコソ噂話】
その一
知らなかった知識をこの夢渡りの時に大抵学んでいたりします。
今まで知らなかった知識で一番驚いた事は「猫は液体みたいに伸びる」だったそうです。

その二
この狛治の夢を見た時点では、瑠一郎は狛治=猗窩座とは、思っていません。
夢である為、自分が見ている兄の死に出てくる鬼に少し似ているなぁ、程度にしか思っていません。


その三
瑠一郎と出逢ってからの狛治のケンカの理由は、大抵瑠一郎絡みです。
遠目から瑠一郎の事を下心のある目で見ていた輩に対して、ケンカを売っています。
また、後半の瑠一郎の口調がかなり砕けているのは、狛治にかなり心を開いているからです。


R.3 5/19